ハイみなさん、こんばんわ。名画座・昭和のあるじ、昭和則(しょうかずのり)です。
今日の映画は1975年の作品「王になろうとした男」です。
「ジャングル・ブック」の作者として有名なキプリング原作の冒険活劇ですよ。いいですね、ワクワクドキドキしますねえ、この映画は。
それではどうぞじっくり御覧なさい。
19世紀末、アフガニスタンからカイバル峠を超えた異教の地、カフィリスタン。新聞記者・キプリングがフリーメーソンであることを知った二人のイギリス人、ダニーとピーチーはインドからカフィリスタンに行き国の王になる、と話して旅立ちます。
苦難の末に二人はカフィリスタンにたどり着き、各部族を統一した後、ボニーのことをかつての神・アレキサンダー大王の再来と信じ込んだ人々。ボニーは王となりアレキサンダー大王の莫大な財宝を手に入れます。
そして・・というお話なんですが。・・
この王になった男、ボニーをショーン・コネリーが演じています。
この前にこの役は、クラーク・ゲーブル、バート・ランカスター、リチャード・バートン、ロバート・レッドフォードなどが予定されていたらしいんですが・・。
でも、このショーン・コネリーの王様。王様はこの人でなくてはなりませんよね。
王様と言えば「王様と私」のシャム国の王様、ユル・ブリンナーがいますね。「ハッ!余は王なるぞっ!頭(ず)が高いっ!」なんて様(さま)になっていましたが・・
王冠をかむった王様はやっぱりショーン・コネリーですね。ケビン・コスナー主演の「ロビンフッド」でも、最後のロビンフッドとマリアンの結婚式のシーンにもゲスト出演していました。
「この結婚に異議ある者は名乗り出よ」
「待て!異議がある。花嫁にキスするのは私が先だ」と登場する新婦マリアンのいとこ--獅子王・リチャードとして。・・王様はこうでなくっちゃ、という感じですね。
あの007、ジェームズ・ボンド役もこの人は別格でしたね。
「ウォッカマティーニ、ステアでなくシェイクで」なんて、真似して言ってみたいですね。
「ローマの休日」のアン王女、オードリー・ヘプバーンが「誰もが王女様はこうあって欲しいと思う王女様」「絵に描いたような王女様」だとすると、・・ショーン・コネリーは、二度と現れない「王様役者」ですね。風格、気品が違いますよねえ。「レッドオクトーバーを追え」、ヒッチコックの「マーニー」を観ても貫禄が違います。
ハイ時間来ました。
それでは次週をご期待下さい。サヨナラサヨナラサヨナラ
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