時をかける少女

映画

ハイみなさん、こんばんは。名画座・昭和のあるじ、昭和則(しょうかずのり)です。
今日の上映作品は皆さんお待ちかね、「時をかける少女」です。1983年の作品ですね。
原作が筒井康隆、「中学三年コース」に連載されました。
監督が大林宣彦、主演の「時をかける少女」に15歳の原田知世。

高校一年生の芳山和子と、クラスメートの男子・堀川吾朗と、謎のクラスメート・深町一夫。
和子が掃除のために入った実験室で不思議なラベンダーの香りをかぎ、タイムリープとテレポーテーションをする「時をかける少女」になってしまう。
幼なじみの深町君との思い出が、実は吾朗とのことであった・・、さてどうなるか?・・というお話です。

この映画は原田知世の主演デビュー作です。かわいいですねえ、キュートです。角川三人娘の末っ子ですね。尾道の景色と相まって、不思議な青春の魅力を醸し出しています。
日本アカデミー賞はじめ各賞の新人賞を総ナメしました。

ユーミン作詞作曲の主題歌も歌って、オリコンチャート2位を取りました。大林監督の演出で、映画のエンドロールで歌っていますが、これがいいんですね。この影響もあって、「1980年代のナンバー1アイドルソング」にも選ばれてもいますよ。

これは、大林宣彦監督の「尾道三部作」の2作目です。
この大林監督という人はすごい人ですね。
メジャーな映画を撮る前はCM演出を数多くやってきています。
10年間で製作したテレビCMは3000本以上。
日本で初めてハリウッドスターを起用したことでも有名ですね。
みなさんよくご存じの「ウ~ン、マンダム」。そうですよ、チャールズ・ブロンソンですよ。あまりにヒットしたので、会社名を丹頂からマンダムに変えた位ですから。
他にも、ソフィア・ローレンカトリーヌ・ドヌーブデビット・ニーブンや、ビートルズのリンゴ・スター出演のCMも撮っています。

映画作りについては「同じことは二度としない」・・という実験的な精神が旺盛で、数多くの熱狂的なファンがついていますね。「映像の魔術師」「大林ワールド」と言われる所以です。
黒澤明監督がCM出演するとき、「さびしんぼう」の演出が気に入ってCMの演出に大林監督を指名しています。

原作者の筒井康隆自身も映画化作品のナンバー1だというこの映画で、あなたも「大林ワールド」に浸ってみませんか?
さあ時間が来たようです。
また次週をお楽しみに。サヨナラサヨナラサヨナラ


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