④映画と原宿

お洒落

皆様、昭和子(しょうわこ)の「映画でお洒落を」のお時間で御座います。

今日は少し趣向を変えまして、お洒落な映画を観た後で、お洒落な街を散歩してみる・・というお話です。

今日渋谷全線座で、トニパキことアンソニー・パーキンスの映画2本立てを観ましたの。
のっぽ物語(Tall Story)」と「さよならをもう一度(Good Bye Again)」です。
トニパキってほんとに素敵ですわね。背が高くって、手足が長くて、ナイーブでハンサムなマスク。これぞアイビー役者って感じですね。
「のっぽ物語」で着こなしているシアサッカーのジャケットも、レタードカーディガンもちょっと真似が出来ませんよね。
もうひとつの「さよならをもう一度」はご存じですよね。原作がサガンの小説「ブラームスはお好き」。イングリット・バーグマン、イブ・モンタンを相手にナイーブな青年を見事に演じ切っています。パリが舞台ですが、トニパキが着ているものはアイビーそのもの。そこが嬉しいところですね。
雨だと思いワイパーを動かすが、実はバーグマン自身の涙だった・・というシーンは有名ですよね。・・でもないか。

・・という映画を渋谷全線座で堪能いたしまして、その足で最近ますますお洒落になってまいりました原宿に向かいましたの。

東京オリンピックの前にあったワシントンハイツも、「フェンスの向こうは、緑の芝生と白い家の並ぶアメリカだった」っていう感じで良かったのですが、近ごろ新しいお洒落なお店が増えてまいりましたわね。
婦人靴のブティックオーサキとか、Leeのテイラーとか・・以前からあるのがオリエンタル・バザーですね。外人、と言ってもほとんどアメリカ人でしょうけれど。外人好みの日本っていう感じのものがたくさん置いてありますね。着物や法被をアレンジしたガウンなど、わたくしもお洒落の参考にさせていただいておりますの。
セントラルアパートの1階に素敵なお店が出来ましたね。「マドモアゼル・ノンノン」とかニューヨーカーが出店している「バークレー」とか・・。
「レオン」っていうカフェも、何やらお洒落な人たちが出入りしているようですね。
セントラルアパートの向かいにあった東京ユニオンチャーチが取り壊されておりますけれど、跡地に「ラフォーレ」というビルが出来るようですね。ファッションビルというのだそうですけれど、どんどん新しくなりますわね。ちょっと寂しい気も致しますけれど。・・

彼が最近よく行くのが角のビルの2階にできたクルーズというお店です。基本的にトラッドなんだけれど、一味違うアイテムが多いのだそうですよ。例えば一見何気ないボタンダウンのシャツだけれども、よく見ると生地がヘリンボーンになっていたりとか・・。オーダーの靴を作っているのが、厚木ベース前の「チャーリーズ・シューメーカー」だとか・・。
エッ彼がいるのかって?そうなんです、こんな私にもいるんですの。トニパキには程遠い殿方ですけれど。
私たちカップルはしいて言えば、「ポールとポーラ」よりも「賢と雅子」ってところかな。なんて嘘ですよ。「ふたりの銀座」なんて歌わないですし・・。

この後は私のお気に入り、同潤会青山アパートの昭和ロマンな建物を眺めつつ、竹下通りの先に・・。エッ、竹下通りなんて通ったこと御座いませんよ。寂しい通りですもの。
この先にある東郷女子学生会館にお友達の照子さんを訪ねてこようと思いますのよ。

では皆様、お話の続きはまた次回に。
ごきげんよう、御免あそばせ。


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