精神と物質

我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか
--ゴーギャンが
「私にはこれ以上の作品を描くことは出来ない」と言い、
「超越者」や「言葉がいかに無力なものであるかということを物語っている」とされる奇妙な白い鳥などが描かれた作品です。
♪そうだ うれしいんだ 生きる よろこび
たとえ胸の傷が いたんでも♪
♪なんのために 生まれて なにをして 生きるのか
こたえられないなんて そんなのはいやだ♪ ~
--ご存じの、アンパンマンのマーチ

物心ついた頃よく考えたのですが。
自分って何? 世界は何? 宇宙の果てはどうなっているの?
・・と言っても、
2022年現在、生まれて70数年がたってみて、
言葉にできるのであって、
ぼんやりとこんなことを・・と言う感じなのですが。
そして今だにこんなことを考えていて、
答えは得られていません。
例えば「宇宙の構造は?、有限か無限か?」
などの問いに納得のいく答えは得られないままです。
「ビッグバン以来膨張し続けている」とか「宇宙は8の字の形に動いている」とか言われても、
「その外側はどうなんだよ~!」「無限って!・・訳わかんね~よ~!」みたいな。

「精神と物質」というのは、
知の巨人・立花隆さんの著作のタイトルから拝借しました。

「臨死体験」や「宇宙からの帰還」など、
旺盛な好奇心と知的エネルギーを注いだ著作物、
・・まさに「知の巨人」ですが・・
根源的な問い・・
自分って何? 世界は何? 宇宙って何?
などがその好奇心の源泉なのだと思います。
そして世界の片隅にまたひとり、
こんな根源的なことを考えているヤツがいやがる。
・・と思って頂けると幸いです。

いろいろお話するかと思いますが、あくまで仮説、私見です。
そうであれば(私の)腑に落ちる、
そうであれば良いなあ・・という話です。
言葉の使い方など、雑な言い方に聞こえることがあるかもしれませんが、「大づかみ」にしていただけると助かります。

改めてお話させて頂こうと思いますが、
例えば宗教についてひと言。
教皇、僧正、ラビ、枢機卿・・など
ヒエラルキーの上部にいる人は霊的指導者なのだから・・
人々を(上から)支配するのではなく、
人々を(下から)支える存在、であって欲しい。
霊性は現世的ヒエラルキーの逆にある。
ピラミッドでいえば、逆さまのピラミッドの、
下の方の存在であって欲しい、なんてね。

私の話があなたの腑に落ちたり、
そうであれば良いなあ・・と思って頂ければ、
これに優る喜びはありません。

立花隆さんが言っています。
「人は死んだらみんな(平等に)生ゴミになる」
みんなと言うことは、一国の政治指導者もヒーローも、スーパーモデルもアイドルも、ホームレスも犯罪者も、あなたも私も、猫もしゃくしも・・ですね。
・・なんとも味わい深いお言葉です。

立花隆さんの「精神と物質」は、
もっとスピリッチャル(?)よりのものかと思いきや、
「分子生物学」のパイオニアであり、
ノーベル賞受賞者の利根川進博士へのインタビューを基に、
書かれたものでした。
これは私にはどーも難し過ぎました、しょーみのはなし。

ところでご存じですか?アンパンマンの誕生秘話・・
なんちって・・
そのテーマは忘れましたが、6人くらいの漫画家が、
競作したひとつとして出品されたものだそうで・・
その時は幼児を対象として想定していなくて、体型も6頭身くらい。
ひもじい人に自分の顔(頭)を食べさせる、
ヒーローというよりも、自己犠牲も厭わない「愛の使者」として描いたそうです。
(最後には、ひとがいいばかりに殺されてしまう。なさけない!)
その後、子供向けに連続ものとして出版(掲載)されるもパッとせず、
やなせ氏と編集者が、
「やっぱりこんなのはダメだね、やめようか?」
などと話していたころ・・
一方保育園では、
他の本はきれいなまま(つまり読まれていない)なのに、
これだけがなぜかボロボロ。
3歳の子ども達のハートをワシづかみ!にしていましたとさ。
ここから栄光の「アンパンマン」物語が始まるのであった。

因みに、商業施設などでの「アンパンマンショー」・・
ステージを見るよりも私は、
それを見る子どもたちの輝く目を見るのが大好きです。
またまた因みに、やなせ氏作詞の♪手のひらを太陽に♪(作曲:いずみたく)・・やなせ氏の人柄を感じさせるいいうたですね。
本人はスタンドライトに手をかざした時に、
このうたを思いついたそうですが。

NHK「映像の世紀・バタフライエフェクト」オープニングより
「私たちはどうしてこんな世界に住んでいるのか?」


「アンパンマンのマーチ」作詞:やなせたかし,作曲:三木たかし,歌:ドリーミング


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